飲み放題がなくなる?!そんな衝撃的なニュースが話題になってきています。厚生労働省(2024年2月16日発表)が健康維持を理由に飲酒ガイドラインを発表したことにより、お店での飲み放題に規制がかかるのではということです。
もし本当に、飲み放題が居酒屋から無くなるとどうなるのでしょうか。飲み会によく行き家に帰らない旦那がすぐに帰ってくる。それは喜ばしい(逆も然り)ことかもしれません。
お酒の量が減り健康的になるのか、家で飲む量が増えて健康被害が増加するのか、それは誰にも分かりませんが、もし居酒屋で飲み放題が無くなると、
- 店舗の経営難や倒産
- 従業員の雇用問題や人手不足
- 地域経済の衰退
が起きてしまう可能性があります。
厚生労働省の飲酒ガイドラインが話題に
2024年2月16日に発表した、厚生労働省の飲酒ガイドラインが話題となっています。これにより、健康的な飲酒習慣に関心が集まっており、多くの人が飲酒に対する意識を改めるきっかけとなるかもしれません。
酒を楽しむ上で、自分と周囲の健康を守ることはもちろん大切です。
例えば、無理な飲酒を避ける、相手のペースを尊重する、適量を心がけるなどが求められています。近年のハラスメント(アルコールハラスメント)も問題視されていて、アルコールに関連した問題が社会に与える影響が出ているのも実情でしょう。
ですが、
飲み放題が無くなってしまうと、ハラスメント以上に問題が起きると言われていて、可能であれば継続して欲しいというのが筆者の本音です。
避けるべき飲酒等について(厚生労働省)
厚生労働省の飲酒ガイドラインが示す避けるべき飲酒等は以下の通りです。
- 一時多量飲酒(特に短時間の多量飲酒)
これは様々な身体疾患や急性アルコール中毒を引き起こす可能性があるため、適量を心がけることが重要です。
確かに、飲み放題になると
「元を取ろう」
「ラストオーダーでとりあえず注文しておこう」
という流れがあります。そしてお店を出る時間が迫ると
「一気に飲み干して出ていく」
という光景を見たことがある人も多いですよね。この短時間にアルコールを摂取する環境が良くないというのが厚生労働省の見解などです。
- 他人への飲酒の強要等
また、飲み放題ということで支払う金額が変わらないことにより必要以上にアルコールを強要するということも問題になっています。
もちろん、一部マナーの悪い人たちがいるからといって全てを規制する必要はないと思いますがこのようなアルコールハラスメントがあるということは知っておいたほうがいいですね。
ストロング系酎ハイも居酒屋から消えている
近年、アルコール度数が高いストロング系酎ハイも健康面で問題視されており、この影響で居酒屋からも姿を消しつつあります。今回の飲酒ガイドラインの発表でアサヒビールやサッポロビールに次いで、キリンビールまで販売中止を検討するということです。
度数の高い飲み物は、一度にアルコール摂取量が増えることで急性アルコール中毒などのリスクが高まり、健康被害が懸念されるといわれています。
「あのストロングが良かった!」
という声もありますが、アルコール度数が高い飲み物の摂取には十分に注意し、適量の飲酒を心がける必要はありそうですね。
もし本当に飲み放題が無くなったらどうなるのか
飲み放題が無くなった場合、経済が悪化するのではといわれています。ここでは、飲み放題が無くなると起こりうる問題について、具体例を挙げてみましょう。
- 店舗の経営難や倒産
- 従業員の雇用問題や人手不足
- 地域経済の衰退
1.店舗の経営難や倒産
まず、飲み放題が無くなると、今までのような飲み方だと飲み代が家計を圧迫してしまい外食する機会が減る人も増える可能性があります。予算内で様々な種類のドリンクを楽しなくなるのでお店の売り上げも下がるかもしれません。
その結果、飲食店の経済状況が悪化し、運営が厳しくなり倒産、閉店をしてしまうお店が出てきてしまいます。
特に、中小企業の居酒屋が潰れる危険性が高まります。飲み放題プランは、多くの居酒屋が集客のために利用している重要な戦略です。競合他店と差別化を図り、集客力を高めるためには、飲み放題などのサービスが欠かせません。
こうした状況が続くと、中小企業の居酒屋は経営が立ち行かなくなり、倒産や閉店を余儀なくされることが考えられます。
2.従業員の雇用問題や人手不足
コロナ禍の影響もあり、飲食店で働く人が少なくなったのは記憶に新しいですが、飲み放題プランが無くなるとお店の売り上げも立たなくなり人材不足のうえ、人件費も払えなくなる可能性も出てきます。
飲み放題が無くなると悪循環に陥り経済が回らなくなる可能性があるんですよね。これは本当に避けたいところです。
3.地域経済の衰退
地域では売上が上がらないということが明確になると地方のチェーン店は減っていく可能性があります。個人経営店も売上が減ると閉店することころも増え、チェーン店も撤退するということになってしまうと、地方衰退は容易に想像つくのではないでしょうか。
海外では飲み放題は一般的ではない
ただ、飲み放題が無くなったら全てが終わりなのかというとそういうことではなく、日本では飲み放題が主流ですが、海外では飲み放題のお店はほとんどありません。
視点を変えれば飲み放題がなくても楽しめるというものです。
たとえば、深酒を楽しむのではなく友人や家族との会話を楽しみながら食事をするのを目的にしたり、飲み放題ではなく、お気に入りのドリンクを選びながらゆっくり楽しむスタイルも大人のたしなみでいいかもしれないですよね。
海外の飲食店では、料理と一緒に提供されるアルコールにもこだわりがあります。
海外では、地域のビールやワインを楽しむことができる店が多く、食事と共にその土地の文化を体験できるのも大きな魅力です。
日本でも地酒ビールがブームになっているので普段飲めないようなお酒を外食で楽しむという新しい価値観や楽しみ方を見つけることもできるかもしれません。
愛媛には美味しいお店がたくさんある
愛媛県には美味しいお店がたくさんあります。地元の食材を生かした料理や、愛媛ならではのグルメを楽しむことができます。また、愛媛の飲食店では、地元の人たちと触れ合いながら食事や飲み会を楽しむお店もたくさんあります。
こうした食事の場でのコミュニケーションは、交友関係を深く新しい発見につながります。
飲み放題がすぐに無くなるということはありませんが、飲み放題でお店を探すのではなく料理や雰囲気を楽しめるお店を探してみてはいかがでしょうか。ひめコミは、愛媛にあるお店のリアルな口コミをまとめているメディアです。
ぜひこの機会にお気に入りのお店を探してみてください。
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